10年単位で投資を考える。

資産運用を行う上で、運用期間について考えることはとても大切です。

投資の基本に長期投資という考え方がありますが、長期間運用を続ける前提で運用を始めないといけません。

金融資産への投資とは面白いもので、十年以上かけて築き上げたものが、たった1年で吹っ飛んでしまうことがあります。

株式相場で見ると、上昇期間というのは、長い期間をかけて徐々に上昇していきます。ですが、一度相場が逆転し弱気相場になると、急激に価格が下落する傾向にあります。

イメージは「コツコツ、ドカン」です。コツコツと積み上げた利益が、一瞬にしてなくなってしまう感じです。


ただ一瞬にしてなくなってしまう事もありますが、その後は、また上昇相場が始まることがほとんどなので、資産運用計画は、その一瞬の間損することを前提にした計画を立てる必要があり、その一瞬が10年単位で来るとなると、資産運用計画は長期的なものとならざるを得ません。

長期投資はどのくらいの期間を考えたらいいのかという話をよく聞きますが、実際の運用では、長期投資の期間に制限はありません。極端な話、子の世代、孫の世代まで考えて運用を行うイメージで計画を立てても間違いではありません。

10年単位で考える?

「10年単位で考える?」なぜ10年なのか?

特に10年でないといけないというのはありませんが、経験的な感覚として10年を1区切りとして考えてみるといいのかなと思っています。

古い諺に、『十年一昔』という言葉があります。

これは、10年も経つともう昔のこととなってしまうという意味ですが、これを時代の移り変わりと考えれば、10年間通用した運用計画も、10年もたつと少し変更しないといけないところも出てくるだろうという感覚です。

例えば、通信方法を例に取れば、家庭の電話が普及し、その後携帯通信のポケベルが流行り、携帯電話、そしてスマホといった感じで、私たちを取り巻く環境は、少しずつ変化しています。

つまり、社会の変化に合わせて投資内容も変えていかないと時代遅れになることもあり得るという事です。

また、10年で時代が変わってしまうのであれば、投資した金額(投資元本)は10年で取り返したいと思うところです。

つまり、投資の収益が投資元本と同じ金額になる、つまり倍になるということをめざしたいわけです。もし投資元本が0になるようなことになっても、投資収益でその分を取り返せていれば、「まぁいいか」と割り切れるかもしれません。

そうなると、目標リターンは7%(複利で運用した場合、10年でほぼ倍になる目安)というところに落ち着きます。

投資初心者は必ず長期投資を意識しよう。

長期投資と簡単に言いますが、これを実行することが本当はすごく難しい。

長期投資を実行できている人は、おそらくそれなりの資産規模に成長していることでしょう。しかし、そういう人が周りにいない。

「投資信託を買ったことがある人は?」と質問すれば、かなりの人が該当するはずなのに、どうして投資でそれなりに資産規模を増やせた人が少ないのか?

それは、ほとんどの人が、相場が悪くなった時期に運用をやめてしまうからです。

相場が悪くなった時というのは、むしろ投資を増やすチャンスのはずです。それなのにそれができない。その一番の理由は、長期的な投資の計画ができていないからだと思っています。

もっと言えば、十数年に一度来る大きな相場の崩れに対応することを計画に含めていないためです。

長期投資とは、なにも長期間同じところへ投資しようという意味ではないと思っています。長期間運用を続けるための計画を立てること、そしてそれを長期間にわたって実行し続けることだと考えています。

ある意味、投資の基本として挙げられる。

①過度な利益を求めず、平均を狙う。 
②分散投資をする。
③10年単位で投資を考える。
④市場の動きに右往左往しない。
⑤相場を考えるのをやめる。

の中で、長期的な運用計画を持つことは、一番重要なことだと考えています。

あのバフェットも長期投資派!

有名な投資家の中には、長期投資派の人が多いものです。

短期的な値動きで投資を考えるのではなく、数年後、10年後を考えながら投資を行っている感じです。

バフェットが有名なになったのも、年を取ってからです。

長期投資というのは大器晩成型です。長期投資のポイントは『複利の力』を利用することです。

複利とは、投資先から得た利益をそのまま使ってしまうのではなく、再度投資に回していくというものです。

ただ、複利というのは効果が出てくるまでに相当な時間を要します。

(100万円を単利と複利で運用した場合の比較図)

上のグラフを見てもらうとわかるかと思いますが、単利と複利で違いが表れてくるのは、10年を過ぎてからです。つまり10年間は複利運用しているつもりでも、なかなかその効果は感じられないというわけです。

ですが、その後は急激に複利の効果が出始めます。

これがバフェットが年を取ってから急激に資産を増やし始めたカラクリだと思われます。

資産運用を始めるのは早ければ早い方がいいと言われるのもこの『複利の効果』が大きいためです。

長期投資を行ったほうのが良いのは、『複利の力 』を利用するということが大きいです。

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