分散投資をする!

投資のリスクを軽減する方法として昔から使われているのが、『分散投資』です。

例えば、株式投資に例えれば、投資する銘柄を5つに分散させると。

購入した5銘柄はどれも上昇を見込んで購入した銘柄です。しかし、予定通りに動いた銘柄はほとんどなく、5銘柄の内3銘柄は上昇することなく、中には下落するものもあった。そして残りの2銘柄の内1銘柄が、予定通りの上昇を見せてくれ、残りの1銘柄は、想像以上の上昇をしてくれた。

といったことが起こったりします。

つまり、投資してもすべてが予定通りに進むわけではないので、分散投資することで、資産トータルで、ほぼ予定通りになってくれればということです。

なぜ分散させることで、資産トータルで予定通りとなることが望めるのか?

それは、自然界のある『大数の法則』や『平均回帰の法則』などによるものと考えられます。

つまり、たくさん分散させればさせるほど、予定通りの成果になりやすいと言うことができるわけです。

ただ、投資によるリターンとは、リスクを取ったことによる報酬と考えられますので、分散投資によってリスクを下げれば、当然リターンを犠牲にすることになります。

そのため、『適度な分散』、『効果的な分散』を考えて分散投資をすることが理想にはなりますが、投資初心者にとっては、その「適度」と「効果的」というのがいまいちわからないのではないかと思われます。

その為、市場全体を買ってしまおうという究極の分散投資として「インデックスファンド」がでてきたというわけです。

分散投資は投資の基本

バフェットの『リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです。』という名言がありますが、実はこの「自分が何をやっているか」を認識することが投資においては非常に難しいものなのです。

その大きな要因は、人の心理による影響です。

人は、自分で思っている以上に合理的に物事を考えることができません。

人が金銭的な問題で、どのように判断を誤るのかは、『行動経済学』という学問で研究されています。そして、この『行動経済学』の考え方は、ノーベル賞も受賞しています。

分散投資は、その判断ミスを軽減する効果もあると考えています。

投資先を分散し、また投資のタイミングも分散することで、判断ミスを少なくするというわけです。

バフェットは、分散投資についてこうも言っています。

『分散とは無知に対するリスク回避だ。だから勝手知ったる者にとって分散手法はほとんど意味を成さない。』

これは一見すると、分散投資はあまり意味がないと言っているようにも捉えられますが、よく読めば、「無知のリスク」は、分散投資によって軽減できると認めていると捉えることもできます。

つまり、リスクについて、また投資についてまだあまりわかっていない投資初心者にとっては、分散投資をすることで、その無知のリスクを回避若しくは軽減することができるというわけです。

だから、分散投資が投資の基本とされているわけです。

わからない物には、分散して投資すると考えましょう。

分散投資で最も重要なのは、投資タイミングの分散。

分散投資の代表例として投資先の分散があげられます。

有名なのは資産三分法と言われ昔から行われてきた資産分散の方法、「現預金」「有価証券」「不動産」の3つに資産を分散させましょうという話です。

この話が発展して、今のポートフォリオ運用という資産管理法が使われるようになってきました。

ポートフォリオ理論をざっくり説明すると、値動きの違う資産を適度な資産配分で組み合わせることで、資産全体の値動きを抑えつつ、リターンを維持しようという方法です。

ですが、それ以上に大切だと考えているのが、投資のタイミングの分散です。

沢山の資産を組み合わせようと、金融危機のような大きな事件が起こった時には、保有している資産すべてが下落することもあります。

つまり、10数年に一度、ポートフォリオ運用もうまく機能しない時期が来ることがあるわけです。

そして投資で成功するためには、そういう時期にこそ投資を増やすぐらいでないといけません。

投資のタイミングを分散する効果的な方法として積立投資(ドルコスト平均法)が挙げられますが、その積立投資で最も利益に貢献してくれるのは、下落した時に積み立てた分が挙げてくれるリターンです。

上の図は、1980年から日経平均株価に積立投資を行い、どの期間に積み立てた分が利益を出してくれているのかを示している図です。

これを見ればわかる通り、下落したとき買っていることが投資で利益を上げるためには、大切ということがわかります。

値動きのある資産を買う場合には、一度にまとめて買うことをせず、時期を分散しながら購入することが大切です。

『ぞんざい丁寧』と投資の日々

FP及び投資会社である『あせっとびるだーず』が「ぞんざい丁寧」な投資と資産運用の日々をつづった記録。 『ぞんざい丁寧』とは、文豪「幸田露伴」の教えで、「いいかげんでいいからずっと長く続けてやってみると、一回だけ丁寧に何かをやるよりきっといいものができる」という意味。

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